あらいぐまのせんたくびより日記

3歳児育児に奮闘中!アラサー主婦の平穏な日常と読書など。

『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』産前産後の必読書!

最近読んだ、育児にまつわる本の紹介です。

ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

 

以前、何かで紹介されているのを見て気になっていたのですが、

なかなか読まずにきていました。

すぐに読まなかったこと、後悔しています!!笑

とーっても良かったです。

もっと早く読めば良かった!

 

産後のママのしんどさが明確に、的確に、如実に、書かれています。

共感の連続です。

共感しすぎて、泣きながら読みました。

 

産後3ヶ月くらいのママパパ全員に読んでほしいけど、

まさにその時は、目まぐるしい日々で、本読むヒマなんてないかもしれないから、

産前の必読書に指定して、

産後辛いとき、もしくはパートナーの様子がおかしいぞっていうときに

読み返す決まりにしたいくらい!笑

 

自分がどうしてあんなにしんどかったのか、

私の夫は、平均よりもよっぽど育児をしてくれているはずなのに、

どうして優しくできなかったのか(できないのか)、

全部わかってくれている人がいた!

って感じです。

自分だけじゃないんだなーって。

世の中のパパたちも読んでくれれば、

ママたちの不機嫌の理由が本当によくわかると思います。

 

産後、ママたちの変化せざるをえない分量に対して、

パパたちの変化はかなり少なくなりがちです。

この変化の量が多いため、ママのストレスは増大するし、

この差が大きいため、不公平感が増しちゃうんですよねー。

 

この変化に、パパは少しでも多く巻き込まれてほしいし、

できない部分では、共感や共有をほんっとに大事にしてほしい。

 

 

昨日、たまたま書類の整理をしていたら、それこそ産後3ヶ月くらいのときに書いた、夫に向けた手紙のような愚痴のようなものが出てきて。

 

私は、緊急帝王切開で出産したんですけどね、

陣痛や経膣分娩を経験できなかったっていう悲しみと、

それを受け止めて聞いてくれずに、夫に突き放された怒りと落胆

書かれていて…。

ひとことで言うと、なんだか病んだ手紙でした。

 

今は、どうやって産んだかなんて心底どうでも良い気持ちなんですが、

時折思い出しては、なんとも言えない寂しさに襲われていた時期があって。

今思えば、そのこと自体がすごく辛いというより、

慢性的な睡眠不足の中で、体力的にも精神的にも疲れがたまって、

情緒不安定、思考回路はショート寸前だったんだろうと思います。

 

そりゃー出産をやり直すことはできないんだから、

夫だって困っただろうとは思います。

それでも、受け止めたり、慰めたりしてほしかったなーって。

 

このことに限らず、夫には傾聴の心が足りないんです!

(急に愚痴)

 

なんか脱線しましたね、すみません。

 

特に夫に読んでほしい部分を引用します。

 

パパから見れば、ママは育児についてやたら自信があり、知識も豊富に見えるかもしれませんが、実は不安と緊張でいっぱいです。その不安な気持ちを共有することはパパの大切な役割。もしかすると、「妻はなんで結論の出ていることをずっと話しているんだろう」と感じることが多いかもしれません。そういう時は、ママが伝えたい主題は話している内容そのものではなくて、「不安な気持ち」「プレッシャーの重さ」「疲労感」なのだというふうに翻訳して聞いてみてください。問題を解決するのではなく、そうした気持ちをただいっしょに受け止めることが、ママにとっては大きな安心につながるのです。(P80)

 

 

 

もちろん、ママ側にも注意すべきことが書いてあって、耳が痛い部分もありました。

 

まずは、素直に「助けて」と言うことですね。

察してほしいというか、察すべき、みたいなプライドでイライラしてても、

ほんとに無駄だもんなーと反省。

気づかないことを受け入れてしまえば、気づかなくても良いと思われそう!

それはできない!

っていう気持ちを代弁してくれていて、嬉しかったです。

でも、たしかに、育児や家事で辛いときに、夫婦で対立してる場合じゃないんだから、

どうにかそこを乗り越えたいです。

 

 

それから、家事や育児の目標をうーーんと下げること

これは自分がやるときも夫に任せるときも。

ま、私の家事の水準なんてすでにかなり低いですけどね。

そして、夫に任せるとなったら、信頼して任せきること

これが難しい女性は多いんじゃないでしょうか。

ついつい、口出ししたり、やり直したりしちゃうんですよね。

気をつけたいです。

 

 

 

ふたりの親のイメージをチェックというページもあります。

固定的性別役割分担(夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである)についてどう思うか、パパの役割ではどんなことを重要視しているか、などです。

夫とそんな話をしたことってなくて。

実は全然違うことを考えているかもしれないですよね。

一度、話し合ってみたいと思います。

意外な本音や、自分たちでも気づかなった不満が見えてきそうです。