『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』産前産後の必読書!
最近読んだ、育児にまつわる本の紹介です。
以前、何かで紹介されているのを見て気になっていたのですが、
なかなか読まずにきていました。
すぐに読まなかったこと、後悔しています!!笑
とーっても良かったです。
もっと早く読めば良かった!
産後のママのしんどさが明確に、的確に、如実に、書かれています。
共感の連続です。
共感しすぎて、泣きながら読みました。
産後3ヶ月くらいのママパパ全員に読んでほしいけど、
まさにその時は、目まぐるしい日々で、本読むヒマなんてないかもしれないから、
産前の必読書に指定して、
産後辛いとき、もしくはパートナーの様子がおかしいぞっていうときに
読み返す決まりにしたいくらい!笑
自分がどうしてあんなにしんどかったのか、
私の夫は、平均よりもよっぽど育児をしてくれているはずなのに、
どうして優しくできなかったのか(できないのか)、
全部わかってくれている人がいた!
って感じです。
自分だけじゃないんだなーって。
世の中のパパたちも読んでくれれば、
ママたちの不機嫌の理由が本当によくわかると思います。
産後、ママたちの変化せざるをえない分量に対して、
パパたちの変化はかなり少なくなりがちです。
この変化の量が多いため、ママのストレスは増大するし、
この差が大きいため、不公平感が増しちゃうんですよねー。
この変化に、パパは少しでも多く巻き込まれてほしいし、
できない部分では、共感や共有をほんっとに大事にしてほしい。
昨日、たまたま書類の整理をしていたら、それこそ産後3ヶ月くらいのときに書いた、夫に向けた手紙のような愚痴のようなものが出てきて。
私は、緊急帝王切開で出産したんですけどね、
陣痛や経膣分娩を経験できなかったっていう悲しみと、
それを受け止めて聞いてくれずに、夫に突き放された怒りと落胆が
書かれていて…。
ひとことで言うと、なんだか病んだ手紙でした。
今は、どうやって産んだかなんて心底どうでも良い気持ちなんですが、
時折思い出しては、なんとも言えない寂しさに襲われていた時期があって。
今思えば、そのこと自体がすごく辛いというより、
慢性的な睡眠不足の中で、体力的にも精神的にも疲れがたまって、
情緒不安定、思考回路はショート寸前だったんだろうと思います。
そりゃー出産をやり直すことはできないんだから、
夫だって困っただろうとは思います。
それでも、受け止めたり、慰めたりしてほしかったなーって。
このことに限らず、夫には傾聴の心が足りないんです!
(急に愚痴)
なんか脱線しましたね、すみません。
特に夫に読んでほしい部分を引用します。
パパから見れば、ママは育児についてやたら自信があり、知識も豊富に見えるかもしれませんが、実は不安と緊張でいっぱいです。その不安な気持ちを共有することはパパの大切な役割。もしかすると、「妻はなんで結論の出ていることをずっと話しているんだろう」と感じることが多いかもしれません。そういう時は、ママが伝えたい主題は話している内容そのものではなくて、「不安な気持ち」「プレッシャーの重さ」「疲労感」なのだというふうに翻訳して聞いてみてください。問題を解決するのではなく、そうした気持ちをただいっしょに受け止めることが、ママにとっては大きな安心につながるのです。(P80)
もちろん、ママ側にも注意すべきことが書いてあって、耳が痛い部分もありました。
まずは、素直に「助けて」と言うことですね。
察してほしいというか、察すべき、みたいなプライドでイライラしてても、
ほんとに無駄だもんなーと反省。
気づかないことを受け入れてしまえば、気づかなくても良いと思われそう!
それはできない!
っていう気持ちを代弁してくれていて、嬉しかったです。
でも、たしかに、育児や家事で辛いときに、夫婦で対立してる場合じゃないんだから、
どうにかそこを乗り越えたいです。
それから、家事や育児の目標をうーーんと下げること。
これは自分がやるときも夫に任せるときも。
ま、私の家事の水準なんてすでにかなり低いですけどね。
そして、夫に任せるとなったら、信頼して任せきること。
これが難しい女性は多いんじゃないでしょうか。
ついつい、口出ししたり、やり直したりしちゃうんですよね。
気をつけたいです。
ふたりの親のイメージをチェックというページもあります。
固定的性別役割分担(夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである)についてどう思うか、パパの役割ではどんなことを重要視しているか、などです。
夫とそんな話をしたことってなくて。
実は全然違うことを考えているかもしれないですよね。
一度、話し合ってみたいと思います。
意外な本音や、自分たちでも気づかなった不満が見えてきそうです。